
英語をやり直したいけど、結局どの教材を買えばいいの?
この記事では、そんな疑問に今まさに英語をやり直している私が、実際に使っている教材で答えます。「高い教材じゃないと伸びないの?」という不安にも先回りして答えます。
私は2026年5月から本気で英語をやり直していて、目標はTOEIC800点。今も毎晩、机に向かっている真っ最中です。
キラキラした成功談でも、買っただけの積読レビューでもなく、毎日ページを開いているからわかったリアルを、いいことも正直イマイチなところも全部書きます。
【最初に結論】社会人のやり直しは、使う教材で9割決まる

先に結論からお伝えします。忙しい方はここだけ読んでもらえれば大丈夫です。
社会人が英語をやり直すとき、一番大事なのは「気合い」でも「才能」でもありません。
自分に合った教材を、正しい順番でやること。 これだけです。
私が実際に使ったのは、次の3つです。
高価な教材はひとつもありません。3冊とも、書店で買える市販の本です。
ひとことで言うと、「文法で土台→模試で実力測定→音読で口を動かす」。この順番で3冊を地味に回すのが、私のたどり着いた答えです。
なぜこの3つなのか。なぜ文法から始めるのか。これから正直に書いていきます。
まず正直に告白します。私、単語帳で挫折した人間です

教材の話に入る前に、正直な告白をさせてください。
私はこれまで、英語のやり直しに何度も失敗してきました。
一番やりがちだったのが、単語帳だけ買って、つまらなくて放り出すパターンです。
やる気になった勢いで分厚い単語帳を買う。最初の数ページだけ気合いで覚える。でも、単語をひたすら覚える作業が、とにかくつまらない。
そして3日で開かなくなる。

英語の勉強って、なんでこんなに苦行なんだろう……
英語の勉強には「苦しいもの」というイメージがありますよね。
つまらないから続かない。続かないから伸びない。伸びないからまたつまらない。
この負のループを、私は何年も繰り返していました。
でも、今は少し違います。
やり方を変えて、少しずつ「できる」感覚が増えてきたら、だんだん楽しくなってきたんです。
英語の勉強は、できるようになると楽しくなる。これは本当です。
そのきっかけになったのが、これから紹介する3つの教材でした。
私のスペックと、教材選びの考え方

参考になるように、まず私のスペックを正直に書きます。
いわゆる「学生時代以来、まともに英語をやっていない社会人」です。
そんな私が実際に使った教材は、3つだけです。
3冊とも、それぞれの分野では定番中の定番。独学で買う人もとても多い、王道の教材です。
この3冊は私がゼロから探して選んだものではなく、私が通っている英語スクールで実際に使われている教材です。プロが教える現場で使われている定番の組み合わせなので、「何を買えばいいかわからない」という人の最初の3冊として、安心して紹介できます。
どんなスクールに通っているかは、こちらの記事で詳しくレビューしています。
▶ 【体験談】イングリッシュカンパニーの評判・口コミは本当?現役受講生が本音レビュー
実際に使ってみて、あらためて実感したことがあります。
英語のやり直しでありがちな失敗は、教材を買いすぎることです。
文法書、単語帳、リスニング教材、長文問題集……全部そろえた時点で満足して、どれも中途半端に終わる。昔の私がまさにこれでした(笑)
でも、役割のはっきりした教材を最小限だけ持つと、迷わず続けられます。私の場合、それがこの3つでした。
土台をつくって、実力を測って、口を動かす。
この3ステップを、3つの教材でカバーしているイメージです。
ここからは、ひとつずつ正直に紹介していきます。
実際に使っている3つの教材を、正直にレビューします

ここからが本題です。
私が使い始めた順番で、それぞれの中身と、正直な使用感を書いていきます。
この記事で紹介するのは、次の3つです。
ひとつずつ紹介していきます。
① でる1000問:文法の土台をつくる問題集

最初に紹介するのは、「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」です。
TOEIC対策では定番中の定番の一冊で、私はこれで文法のトレーニングをしています。
この問題集の一番いいところは、問題が品詞・動詞・接続詞などのカテゴリー別に分かれていることです。
「今日は品詞の問題」「次は動詞の使い方」というように、テーマごとに集中して解けます。
苦手な分野だけを狙い撃ちで練習できるんですよね。
そして、地味だけど本当に助かるのが、レイアウトです。
1ページに5問ずつ区切って載っていて、見開きの左が問題、右が解説になっています。
問題を解いたら、ページをめくらずにその場で答え合わせができる。

5問解いて、すぐ丸つけ。このテンポの良さが、続けるうえで地味に効くんです。
英語のやり直しで一番の敵は「めんどくささ」です。
答え合わせのために後ろのページを行ったり来たりする、あの小さなストレスすらないのは、続けるうえで本当に大きいと感じています。
短い区切りで学習できるので、「今日は疲れたから5問だけ」という日でも手をつけられます。
そして、この問題集にはもうひとつ強力なパートがあります。
本の最後に、難易度も分野もごちゃまぜにした「セット問題」が13セット用意されているんです。
カテゴリー別で基礎を固めたあとに、この本番さながらのセット問題を解くと、今の自分の実力がはっきり測れます。
文法の土台づくりから腕試しまで、この1冊で完結するんですよね。
ただ、正直に言うと、地味な問題集です。ドリルをひたすら解く形なので、ゲームのような派手な面白さはありません。
でも、その地味な繰り返しの中で「解ける問題」が増えてくると、これが不思議とクセになってくるんです。
今は文法の知識もある程度ついてきたので、品詞のパズルを解くゲームのような感覚で、楽しく続けられています。
そもそも、なぜみんな文法からやるのか
「文法って、TOEICのPart5のためだけでしょ?」と思っていませんか。
私も最初はそう思っていました。でも、やり直してみてわかったんです。文法は、読む・書く・聞くの全部の土台でした。
文法がわからないと、長文は単語の拾い読みになります。リスニングも、聞こえた単語から意味を想像するだけ。
逆に、英語の語順——「誰が・どうする・何を」の流れが体に入ると、英文を前から順番に理解できるようになります。よく聞く「英語脳」の正体は、この流れに慣れることだと私は思っています。
正直、でる1000をやってから公式問題集を解くと、解きやすくなっている感覚があります。
「先に単語帳をやるべき?」問題も、最初はでる1000で出てきたわからない単語を覚えるだけで十分でした。単語帳と違って、実際の文の中でどう使われるかごと覚えられるからです。
私は今、毎日最低5問をノルマにしています。5問なら、どんなに忙しい日でも開けます。
② 公式TOEIC問題集8:本番形式で実力を測る

2つ目は、「公式TOEIC Listening & Reading 問題集8」です。
これは、TOEICを作っているETSが出している公式の問題集です。
つまり、限りなく本番に近い問題で練習できる、いわば「純正品」なんですよね。
この問題集には、TEST1とTEST2という2回分の模試が入っています。
リスニングとリーディングを、本番とまったく同じ形式・同じ時間配分で解けます。
そして、解いた結果から今の自分のおおよその点数(目安のスコア)まで割り出せます。
自分が今どのあたりにいるのかを、定期的に測れるのは大きいです。
でる1000問で文法の土台をつくり、この公式問題集で本番形式に慣れる。
この組み合わせが、私の中では今のところベストです。
使い方はシンプルで、繰り返し解く。これに尽きます。
一度解いた問題でも、時間をおいてもう一度解くと、前は落としていた問題が取れるようになっていたりします。

同じ問題を繰り返すなんて意味あるの?と思っていた時期もありました。でも、繰り返すほど「体が問題形式に慣れる」感覚があるんです。
新しい問題集を次々に買うより、公式問題集を繰り返し解くほうが、実力は上がると感じています。
ただ、正直に言えば、通しで解くのはそれなりに体力がいります。リスニングとリーディングを本番と同じ形式でやると、2時間近くかかるからです。
なので私は、平日の夜は1問ずつ精読して、通しの模試はまとまった時間が取れる日に解くようにしています。
ちなみに、TEST1を最初の実力チェックに使って、TEST2は少し勉強が進んでから解く、という分け方もできます。
解くたびに現在地がわかる安心感は、公式ならではだと思います。
③ 英語のハノン 初級:音読で「話す」練習をする
3つ目は、「英語のハノン 初級――スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル」です。
名前の由来は、ピアノの定番練習曲集「ハノン」。指の代わりに、英語を話す「口」を鍛えるドリルです。
使い方はシンプルです。
無料でダウンロードできる音声を聞いて、そのあとに続けて、自分も同じ文を声に出す。これをひたすら繰り返します。
正直に白状すると、最初はなめていました。
見た目は短い文なんです。中学英語レベルの、なんてことない文。
それが、意外と言えない。

えっ、こんな短い文が出てこないの、私……?
目で読めば一瞬でわかる文でも、音声のスピードに合わせて口から出すのは、別の能力なんですよね。「読める」と「言える」の間には、思っていたより深い溝がありました。
もうひとつ、使ってみて気づいたことがあります。
自分だけで英語を話す練習をすると、文の形がワンパターンになりがちなんです。いつも同じ言い回し、いつもの単語。
ハノンは、いろんなパターンの英文法をドリルで順番にやってくれるので、話せる文の幅が強制的に広がります。
しかも、音声を聞きながら文を読むので、リーディングとリスニングの練習にもなる。一石三鳥です。
ただし、ここも正直に。文法がわかっていないと、きつい教材だと思います。
文法の理屈が頭に入っているからこそ、口に出すトレーニングに集中できる。でる1000で土台をつくってからで正解でした。
私はこの7月に使い始めたばかりで、毎日20分ずつ続けています。それでも、話せる文の幅が少しずつ広がっていく感覚は、紙の2冊とはまた別の手応えです。
どれを誰に? 目的別・使い分け早見表

ここまで3つを紹介してきましたが、「結局、自分は何から手をつければいいの?」と思った方もいますよね。
そこで、目的別にどれから始めればいいかを、表にまとめておきます。
| あなたの状況・目的 | まず手をつけるもの | 理由 |
|---|---|---|
| 文法があいまいで自信がない | でる1000問 | すべての土台。ここが崩れると読むも聞くも詰まる |
| そろそろ本番の点数を知りたい | 公式問題集8 | 本番形式で今の実力とスコア目安がわかる |
| 読み書きはできるが話せない | 英語のハノン 初級 | 音声について音読するだけで「話す」練習が始められる |
| 何から始めるか迷っている | でる1000問 → 公式問題集8 → 英語のハノン | 土台→実力測定→発話の順が一番迷わない |
迷ったら、上から順番でOKです。
まずはでる1000問で文法の土台をつくる。ここが、やり直し英語のスタートラインだと思います。
1日2時間しかない社会人の、リアルな回し方

「教材はわかったけど、働きながらどうやって回してるの?」
これも気になるところですよね。
私も1日に使える時間は、多くて2時間ほど。決して勉強時間がたっぷりあるわけではありません。
そんな私の、実際の1日の流れがこれです。
ポイントは、通勤中は「耳」、夜は「目と頭」と、時間帯で使う教材を分けていることです。
通勤中は手も目もふさがっていることが多いので、リスニングに使います。
そして夜、机に向かえる時間で、でる1000問と公式問題集を開く。
夜のノルマは「でる1000を5問以上、公式問題集を1問だけ精読」。
たった1問?と思うかもしれません。
でも、1問を「なんとなく」ではなく「完全に理解するまで」精読すると、これが意外と重いんです。
大事にしているのは、量より「毎日続けること」です。
疲れている日は最低ラインの5問だけ。調子がいい日は多めに。
ゼロの日をつくらない。これだけを守っています。
社会人のやり直しで一番難しいのは、教材選びでも勉強法でもなく「続けること」です。
だからこそ、「これだけやれば今日はOK」という低いハードルを、あえて決めておくのがコツだと思っています。
TOEICのスコアは、どう動いたか(正直に書きます)

さて、一番気になるところですよね。
正直に書くと、やり直しを始めてからのTOEICは、まだ受験していません。スタート時の模試判定が550〜705で、目標は800点。近々受ける予定です。
ひとつ言えるのは、この3冊を繰り返していると、「これを続けたら、そりゃ伸びるよな」という納得感が日に日に強くなっていることです。
数字は、もう少しだけ待ってください。
独学の教材だけでは伸び悩んできたら

ここまで、独学で使える教材を紹介してきました。
正直、やる気と時間があれば、この3つの教材だけでもかなりのところまでいけると思っています。
ただ、独学には弱点もあります。
自分の弱点を、自分で正しく見つけられないことです。
私はずっと「リスニングは量をこなせば伸びる」と思って聞き流しを続けていましたが、実は原因は文法側にありました。
診断が間違っていると、どれだけ努力しても効きません。
もし独学の教材だけで伸び悩んだら、プロに弱点を診断してもらうスクールという選択肢もあります。
私自身、独学と並行して英語のパーソナルジムにも通っていて、そこで「自分の弱点は文法にあった」と気づかされました。
その体験は別の記事に詳しくまとめています。独学だけでは限界を感じている人は、あわせて読んでみてください。
▶ 【体験談】イングリッシュカンパニーの評判・口コミは本当?現役受講生が本音レビュー
とはいえ、いきなりスクールに大金を払う必要はありません。
まずは、今日紹介した教材から。それで十分にスタートは切れます。
よくある質問

最後に、英語のやり直しでよく聞かれる質問に答えます。
Q英語のやり直しは、何から始めればいいですか?
Aまずは文法の土台からがおすすめです。私はでる1000問で文法をやり直しています。単語学習をするときも、品詞を意識して「この単語は文のどの位置に出てくる単語なのか」を理解しながら進めると効果的です。文法があいまいなまま丸暗記に進んでも、結局つまずくからです。
Q教材はたくさん買ったほうがいいですか?
Aむしろ逆で、数は絞ったほうがいいと思います。私が使ったのも、役割の違う3つだけです。買いすぎると、そろえた時点で満足して全部中途半端に終わります。昔の私がそうでした。
Q高い教材じゃないと伸びませんか?
Aそんなことはありません。私が使っている教材は、どれも書店で買える定番の市販書籍です。高い教材より、1冊を繰り返しやり込むほうが伸びると感じています。
Q独学だけで大丈夫ですか?
A続けられるなら、独学でもかなりいけると思います。ただ、自分の弱点を自分で見つけるのは難しいです。伸び悩んだら、プロの診断を受けるのもひとつの手だと、実際に通ってみて感じました。
Q単語帳が続きません。どうすればいいですか?
Aすごくわかります。私も単語帳だけを回すのは何度も挫折しました。単語だけを覚えるのはつまらないので、問題集の中で文脈ごと覚えるほうが、私には合っていました。
Q忙しくて時間が取れません。それでもやり直せますか?
Aやり直せます。私も1日多くて2時間です。大事なのは時間の長さより、ゼロの日をつくらないこと。「今日は5問だけ」でもいいので、毎日開くことだと思います。
Q何ヶ月くらいで効果が出ますか?
A私はまだ受験前なので断言はしません。ただ、文法をやり直してから英文を読む速さは、1〜2ヶ月で変わってきた実感があります。
まとめ:まずは1冊、今日から

最後にもう一度、社会人のやり直し英語で私がたどり着いた答えをまとめます。
- 大事なのは気合いより、役割の違う教材を絞って正しい順番でやること
- でる1000問で文法の土台をつくる(5問区切りで続けやすい)
- 公式問題集8で本番形式に慣れて、実力を測る
- 英語のハノンで音声について音読して、「話す」練習を毎日20分
- 1日2時間でも、ゼロの日をつくらなければ前に進める
- 独学で伸び悩んだら、プロの診断という選択肢もある
私はいま、TOEIC800点を目指して、毎晩5問の文法問題と格闘する日々です。
正直、地味です。派手さは一切ありません。
でも、「できなかったことが、できるようになる」感覚は、こんなに楽しいのかと思いながら続けています。
英語の勉強は、苦行のままでは続きません。
でも、小さな「できた」を積み重ねると、だんだん楽しくなる。これは本当です。
最後にひとつだけ。
どの教材にするか比べている時間は、まだ1問も解いていない時間です。

迷っている1週間があれば、でる1000の問題は35問は解けますからね(笑)
まずは1冊、今日から。それがやり直しの一番の近道です。
同じように英語のやり直しで悩んでいる社会人の参考になれば嬉しいです。


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