
「-tionは名詞、-lyは副詞」みたいな話は聞いたことがある。でも問題を前にすると、どの語尾がどの品詞なのか自信が持てない…
その「どの語尾がどの品詞か」に答えるのが、この記事です。よく出る接尾辞を品詞別に25個に絞った一覧を作りました。
接尾辞は、意味を覚えるパーツではありません。単語の品詞=文のどこに置けるかを教えてくれるパーツです。だから効く場面もはっきりしています。文法問題と長文です。
まずは、代表的な接尾辞1個を見ていきましょう。
接尾辞「-ness」1個で、形容詞が名詞に変わる

sadという単語があります。意味は「悲しい」。形容詞です。
この後ろに、-nessをつけてみます。sadness。意味は「悲しみ」。名詞になりました。
「悲しい」と「悲しみ」。意味はほとんど変わっていません。変わったのは、単語の働きです。

- sadness = sad(悲しい)+ -ness → 「悲しみ」
- weakness = weak(弱い)+ -ness → 「弱さ・弱点」
- awareness = aware(気づいている)+ -ness → 「意識」
- fitness = fit(体調がいい)+ -ness → 「体調の良さ」
- illness = ill(病気の)+ -ness → 「病気」
- brightness = bright(明るい)+ -ness → 「明るさ」
6個とも、形容詞の後ろに-nessがついて名詞になっています。フィットネスのfitnessも、この仲間です。
では、働きが変わると何が起きるのか。文に入れてみるとわかります。
- I felt sad.(悲しかった)→ 形容詞なので、feltの後ろに置ける
- I felt a deep sadness.(深い悲しみを感じた)→ 名詞なので、a deepの後ろに置ける
sadをa deepの後ろに置くことはできません。「a deep sad」は英語として成立しない。つまり、置ける場所を決めているのが、単語の後ろの-nessなんです。

意味じゃなくて「置き場所」が変わる。ここが接尾辞の面白いところです。
接頭辞と語根が「意味」のパーツだったのに対して、接尾辞は「働き」のパーツ。この1点を押さえるだけで、一覧の見え方がまったく変わります。
接尾辞とは:単語の「品詞の名札」

接尾辞とは、単語の後ろについて品詞を決めるパーツです。名詞・形容詞・動詞・副詞のどれとして使う単語かを、語尾が教えてくれます。
意味を変える力は小さめです。happy(幸せな)とhappiness(幸せ)のように、中身はほぼ同じまま、文の中での役割だけが変わる。その意味で、接尾辞は単語につけられた品詞の名札です。
単語の先頭につく接頭辞とは、ここが違います。un-をつければhappyの意味は反転しますが、-nessをつけても意味は反転しません。
- 接頭辞:意味の向きを決める(re-=再び、un-=否定)
- 語根:意味の中心になる
- 接尾辞:品詞を決める → 文のどこに置けるかがわかる
3つをまとめた単語の全体像は、親記事の厳選32パーツで整理しています。この記事は、いちばん後ろのパーツだけを深掘りします。
「文のどこに置けるか」は、英語ではかなり大事な情報です。日本語なら「悲しい」も「悲しみ」も、助詞を変えればだいたいの場所に置けます。英語は語順で意味を伝える言語なので、名詞の席に形容詞を置いた瞬間に文が壊れる。だから接尾辞を読む力が、そのまま文法の力になります。
英語の接尾辞一覧【品詞別25個】

一覧です。名詞・形容詞・動詞・副詞の4グループに分けました。どの表にも品詞の列を入れてあります。働きと品詞を見比べながら読んでください。
名詞を作る接尾辞(10個)

最大勢力です。「空欄に名詞が入る」問題は文法問題の定番なので、ここを一番厚くしました。
| 接尾辞 | 働き | 品詞 | 例単語(分解つき) |
|---|---|---|---|
| -er / -or | 〜する人・もの | 名詞 | driver(drive 運転する+-er する人→運転手)、writer、visitor、director |
| -ee | 〜される人 | 名詞 | employee(employ 雇う+-ee される人→従業員)、trainee、interviewee |
| -tion / -sion | 〜すること | 名詞 | invitation(invite 招く+-ation→招待)、production、discussion、permission |
| -ment | 〜すること・その結果 | 名詞 | payment(pay 払う+-ment→支払い)、announcement、management、improvement |
| -ness | 〜という状態 | 名詞 | awareness(aware 気づいている+-ness→意識)、weakness、fitness、illness |
| -ity | 〜であること・性質 | 名詞 | activity(active 活発な+-ity→活動)、reality、security、possibility |
| -ance / -ence | 〜すること・状態 | 名詞 | performance(perform 実行する+-ance→実行・業績)、attendance、difference、confidence |
| -ist | 〜する人・専門家 | 名詞 | artist(art 芸術+-ist する人→芸術家)、pianist、specialist、tourist |
| -ship | 〜の状態・関係・資格 | 名詞 | friendship(friend 友人+-ship である状態→友情)、leadership、membership、relationship |
| -al(動詞につく) | 〜すること | 名詞 | approval(approve 承認する+-al→承認)、arrival、proposal、refusal |
-erと-eeは、向かい合わせのペアです。employer(雇う人)とemployee(雇われる人)、interviewer(面接する人)とinterviewee(面接を受ける人)。語尾を見れば、どちらの立場の人か一瞬でわかります。

面接官と応募者が、語尾2文字で入れ替わるんですよね。
-nessと-ityは、どちらも「状態」の名札です。-nessは英語生え抜き、-ityはラテン語系の輸入物。出身が違うだけで、働きは同じ引き出しに入れて大丈夫です。
-alは少しだけ注意がいります。approveやarriveのような動詞につくと名詞になる一方で、nationやpersonのような名詞につくと形容詞(national、personal)になります。同じ語尾でも、前が動詞なら名詞、前が名詞なら形容詞。この見分け方は、次の形容詞の表でもう一度出てきます。
形容詞を作る接尾辞(9個)

形容詞の席は、名詞の前(a useful tool)か、be動詞の後ろ(It is useful)です。この2つの席に置けるのが、次の名札をつけた単語になります。
| 接尾辞 | 働き | 品詞 | 例単語(分解つき) |
|---|---|---|---|
| -able / -ible | 〜できる | 形容詞 | affordable(afford 買う余裕がある+-able→手頃な)、available、reliable、flexible |
| -ful | 〜に満ちた | 形容詞 | helpful(help 助け+-ful 満ちた→役に立つ)、successful、beautiful、hopeful |
| -less | 〜がない | 形容詞 | wireless(wire 線+-less ない→無線の)、homeless、countless、hopeless |
| -ous | 〜に満ちた・〜の性質の | 形容詞 | famous(fame 名声+-ous→有名な)、dangerous、various、nervous |
| -ive | 〜の性質の | 形容詞 | active(act 行動する+-ive→活発な)、effective、creative、expensive |
| -al(名詞につく) | 〜の・〜に関する | 形容詞 | national(nation 国+-al→国の)、personal、financial、original |
| -ic | 〜の・〜的な | 形容詞 | economic(economy 経済+-ic→経済の)、historic、strategic、basic |
| -ant / -ent | 〜の性質の | 形容詞 | different(differ 異なる+-ent→異なった)、confident、pleasant、significant |
| -y | 〜っぽい・〜の多い | 形容詞 | healthy(health 健康+-y→健康な)、rainy、sleepy、risky |
-fulと-lessは、正反対のペアです。hopeful(希望に満ちた)とhopeless(希望がない)、careful(注意深い)とcareless(不注意な)。1個覚えると反対語がついてくるので、セットで持っておくのが早いです。
-ant/-entにも、ひとつ補足があります。この語尾は名詞も作ります。assistant(手伝う人)、applicant(応募者)、participant(参加者)。どれも「〜する人」の名詞です。differentのような形容詞と、assistantのような名詞が同じ語尾で並ぶので、ここは単語ごとに覚えてしまうのが確実です。
動詞を作る接尾辞(4個)

動詞の名札は、4つしかありません。しかも働きはそろって「〜にする」。
| 接尾辞 | 働き | 品詞 | 例単語(分解つき) |
|---|---|---|---|
| -ize / -ise | 〜にする | 動詞 | realize(real 現実の+-ize にする→実現する・気づく)、organize、apologize、memorize |
| -ify | 〜にする | 動詞 | simplify(simple 簡単な+-ify にする→簡単にする)、clarify、classify、notify |
| -en | 〜にする | 動詞 | shorten(short 短い+-en にする→短くする)、widen、strengthen、weaken |
| -ate | 〜にする・〜する | 動詞 | activate(active 活発な+-ate にする→作動させる)、communicate、celebrate、educate |
-enは一番わかりやすい名札です。short→shorten、wide→widen、weak→weaken。形容詞に-enをつけると「その状態にする」動詞になる。strengthen(強化する)も、strength(強さ)+-enです。
-izeはカタカナでも見かけます。オーガナイズ、メモライズ。元の単語と並べると、real→realize、memory→memorizeのように「名詞・形容詞→動詞」の変化が見えてきます。
副詞を作る接尾辞(2個)

副詞は、ほぼ-lyの一人勝ちです。
| 接尾辞 | 働き | 品詞 | 例単語(分解つき) |
|---|---|---|---|
| -ly | 〜のように・〜に | 副詞 | recently(recent 最近の+-ly→最近)、easily、highly、completely |
| -ward / -wards | 〜の方向へ | 副詞 | forward(fore 前+-ward の方向へ→前方へ)、toward、backward、afterward |
副詞の席は自由度が高めです。動詞の後ろ(increased significantly)、形容詞の前(highly successful)。文の頭(Recently, …)にも置けます。逆に言うと、名詞の席には置けません。空欄の前後に名詞がなければ副詞、という判断の根拠になります。
ただし-lyには、副詞を作らないケースがあります。friendlyやlovelyです。これは一覧を覚えた人ほど引っかかる所なので、つまずき所の章でじっくりやります。
接尾辞が効く場面:品詞問題と長文で実戦

一覧を頭に置いたところで、実戦をやってみましょう。接尾辞が効く場面は2つ。文法問題と長文です。
TOEIC Part5型の品詞問題で選択肢を削る

品詞問題とは、4つの選択肢が同じ単語の品詞違いで並んでいる問題です。空欄の前後を見て入る品詞を決め、語尾の名札で選ぶ。それだけで解けます。
※例題はこの記事用に作ったオリジナルです。
空欄の前は「The new manager’s」。所有格です。所有格の後ろに置けるのは名詞。選択肢で名詞の名札をつけているのは、-tionの(C) attention(注意)です。
attentive(注意深い)の意味を知らなくても、名札だけで答えが決まります。
空欄の後ろはtraining。名詞です。名詞の前の席に座れるのは形容詞。-iveの(B) comprehensive(総合的な)が答えです。
空欄の前はincreased(増えた)という動詞で、後ろはduring(〜の間)。動詞を飾る席なので副詞。-lyの(C) significantly(大幅に)です。

3問とも、単語の意味はほとんど使っていません。
解き方を手順にすると、次の3ステップになります。
もちろん、全問がこれで解けるわけではありません。名詞が2つ並ぶ選択肢や、-ingと-edの使い分けなど、別の知識がいる問題もあります。それでも、名札で選べる問題を落とさないだけで、失点は確実に減ります。
品詞問題を量で鍛えるなら、でる1000の進め方で書いた1日10問のやり方がそのまま使えるので、あわせてどうぞ。私はいま、でる1000を解くときは選択肢の語尾を先に見ることにしています。名札だけで決まる問題は、数秒で通過できるようになりました。
長文で知らない単語の品詞を見抜く

もうひとつの場面は長文です。知らない単語に出会ったとき、意味がわからなくても品詞がわかれば文の骨組みは読めます。
たとえば、こんな文に出会ったとします。
> The committee questioned the feasibility of the plan.
feasibilityを知らなくても、語尾の-ityで名詞だとわかります。「the __ of the plan」は「計画の何か」。名詞だとわかれば「計画の〜性」と当たりがつき、文は「委員会は計画の〜性を疑問視した」と読めます。feasibilityは「実現可能性」。意味を知らなくても、文の骨組みは崩れませんでした。
> a reluctant customer
-antで形容詞。後ろの名詞customerを飾る言葉なので、「〜な客」です。意味は「気が進まない」。読めなくても「客の様子を表す言葉だな」で通過できます。
> The company diversified its products.
-ify+-edなので、動詞の過去形。「会社は製品を〜した」と、主語と目的語がつかめます。diversifyは「多様化する」。製品を多様化した、です。
知らない単語でも、①品詞 ②文のどこにかかるか、の2つがわかる。これだけで、完全なお手上げにはなりません。語根の記事で推測したのは単語の「意味」、この記事で推測するのは単語の「働き」。両方そろうと、知らない単語の輪郭はかなり見えてきます。

意味が飛んでも、骨組みが残ればなんとかなるんですよね。
接尾辞のつまずき所:-lyの2系統・-erの多義・綴りの変化

一覧を覚えたあとで、実際に迷う所を3つに絞りました。
つまずき所①:friendlyは副詞ではない(-lyの2系統)

friendly、lovely、costly、daily、elderly。全部-lyで終わりますが、全部形容詞です。
-lyには2系統あります。形容詞につく-lyは副詞を作り(quick→quickly)、名詞につく-lyは形容詞を作ります(friend→friendly)。friendlyは「友だちのような」、costlyは「費用のかかる」、dailyは「毎日の」。名詞に「〜のような・〜の性質の」を足して、形容詞にしているわけです。
しかも、この2つは語源からして別の接尾辞です。古英語の時代から形容詞を作る語尾と副詞を作る語尾が別々にあって、それが長い時間をかけて同じ-lyの綴りに落ち着きました。同じ顔で働きが違うのは、そういう事情です。
| 前の品詞 | できあがり | 例 |
|---|---|---|
| 形容詞+-ly | 副詞 | quick→quickly、recent→recently、easy→easily |
| 名詞+-ly | 形容詞 | friend→friendly、cost→costly、day→daily、love→lovely |
見分け方はひとつだけ。-lyの前を見る。前が形容詞なら副詞、前が名詞なら形容詞です。

同じ顔で働きが違うのは、ずるいですよね(笑)
品詞問題の選択肢にfriendlyが混ざっていると、-lyだけ見て副詞に見えてしまう。でも、friendlyは「a friendly smile」のように名詞の前に置ける。つまり形容詞です。
ちなみにdaily・weekly・monthlyは、形容詞にも副詞にもなります。a daily report(日報)なら形容詞、report daily(毎日報告する)なら副詞。この手の単語は両方の席に座れる、と覚えておけば十分です。
つまずき所②:-erは人・道具・比較級の3役

一覧では-erを「〜する人・もの」と書きました。この「もの」の部分と、もうひとつ別の-erが、つまずきの元です。
| -erの役 | 例 | 品詞 |
|---|---|---|
| 人 | teacher(教える人)、driver(運転する人) | 名詞 |
| 道具・もの | opener(開けるもの)、printer(印刷するもの)、computer(計算するもの) | 名詞 |
| 比較級 | bigger(より大きい)、faster(より速い)、longer(より長い) | 形容詞のまま |
人と道具の-erは、同じ接尾辞です。「〜する人」も「〜する機械」も、英語では同じ名札で呼びます。日本語の「運転手」と「印刷機」を、1枚の名札で引き受けていると思ってください。computerも、もとは「計算する人」を指す言葉でした。機械が人の仕事を引き継いで、名札はそのまま残ったわけです。
cookerは少し注意がいります。cookerは「調理器具」であって、料理をする人ではありません。料理人はcook。-erが人か道具かは、単語ごとに決まっています。
そして比較級の-erは、まったくの別物です。bigger・faster・longerは形容詞のままで、名詞にはなりません。語源上も、人・道具の-erとは別の接尾辞です。
見分け方は、やはり前を見ること。前がteach・print・computeのような動詞なら「〜する人・もの」の名詞。前がbig・fast・longのような短い形容詞なら比較級。品詞問題で「-erがついているから名詞」と決め打ちすると、biggerで足をすくわれます(笑)。
つまずき所③:綴りが変わる(happy→happiness)

一覧を見ながら単語を分解していると、「形が違う」と迷う単語が出てきます。happy+-nessなのに、happynessではなくhappiness。こういう綴りの変化です。happynessと書きたくなる気持ちは、よくわかります(笑)
パターンは3つに絞れます。
yがiに変わるパターンで、私が一番驚いたのはbusinessです。成り立ちはbusy(忙しい)+-nessで、もとは「仕事に追われていること」を指す言葉でした。ビジネスという言葉の中に、busyが埋まっていたんですね。
もう1種類、-tionの前で形そのものが変わる単語もあります。decide→decision、explain→explanation、describe→description。語幹の見た目がずいぶん変わりますが、語尾の名札は同じ-tion/-sionです。
大事なのは、綴りが変わっても名札の働きは変わらないこと。happinessの-nessも、decisionの-sionも、一覧どおりに名詞の名札です。探すときは語尾から見てください。前が多少変形していても「あの単語の仲間だな」と疑えれば、一覧は使えます。
英語の接尾辞に関するよくある質問

Q接尾辞は何個覚えればいいですか?
Aまずはこの記事の25個で十分です。とくに-tion・-ly・-able・-nessの4つは登場回数が桁違いです。この4つだけでも、今日の問題集から効き始めます。一覧は暗記のノルマにせず、問題を解いていて語尾が気になったときに戻ってくる場所として使ってください。
Q接頭辞と接尾辞、どちらから覚えるのがいいですか?
A接頭辞からです。数が少なく、re-やun-は今日の単語から見つけられます。意味グループ別に25個まとめた接頭辞の一覧があります。先にそちらを通しておくと、この記事の「品詞の名札」との役割の違いがはっきりします。接尾辞はその次で大丈夫です。
Q-tionと-mentは何が違うのですか?
A働きはどちらも「〜すること・その結果」で、意味上の大きな差はありません。どちらがつくかは単語ごとに決まっています。informにはinformation、developにはdevelopment。使い分けのルールを暗記するより、出会った単語をそのまま覚えるのが確実です。
Q-ableと-ibleの違いは?
Aどちらも「〜できる」です。どちらの綴りになるかは、元になったラテン語の形で決まっています。ただ、新しく作られる単語はほぼ-ableです。affordableもreliableも-able。-ibleはpossible・flexibleのように、昔からある単語に残っています。
Q接尾辞が2個以上つく単語もありますか?
Aあります。carelessness(不注意)は、care+-less+-ness。carelessという形容詞に-nessをつけて名詞にしています。このとき品詞を決めるのは一番後ろの名札です。responsibility(責任)も、responsible(形容詞)+-ityで名詞。長い単語ほど、最後の数文字を見れば品詞が決まります。
Q接尾辞を覚えれば、単語の意味もわかりますか?
A意味を持つ接尾辞もあります。-less(〜がない)、-ful(〜に満ちた)、-er(〜する人)あたりは、意味の手がかりになる名札です。ただ、意味の中心を担当しているのは語根です。知らない単語の意味まで推測したいなら、語根の一覧とセットで使ってください。
Q接尾辞の意味や働きを調べるおすすめの方法はありますか?
A一番早いのはAIに聞くことです。「costlyの-lyは何?」と打てば日本語で返ってきます。ただし、AIも接尾辞の説明をたまに間違えるのでご注意を。しっかり確かめたいときは、語源辞典サイトのOnline Etymology Dictionary(etymonline.com)が定番です。この記事の25個も、すべてこの辞典で裏取りしています。
Q一覧の接尾辞をつければ、自分で単語を作っていいのですか?
A作文では避けたほうが無難です。この一覧は、読むための道具として使ってください。-nessのように新しい単語を作りやすい接尾辞もありますが、辞書にない単語は相手に伝わらないことがあります。書くときは、辞書にある形を確認するのが確実です。
まとめ:単語の後ろを見れば、文のどこに置けるかわかる

最後に、この記事の要点をまとめます。
- 接尾辞は品詞の名札。意味はほぼ変えず、単語の働きを決める
- 一覧は品詞別25個。名詞10・形容詞9・動詞4・副詞2
- 品詞問題は「空欄の前後→語尾→一致」の3ステップ。意味を知らなくても解ける問題がある
- 長文では、知らない単語でも品詞がわかれば文の骨組みは読める
- -lyは2系統。前が名詞ならfriendly型の形容詞
- -erは人・道具・比較級の3役。前が動詞なら名詞、短い形容詞なら比較級
- 綴りが変わっても(happy→happiness)、名札の働きは変わらない
接頭辞は意味の向き、語根は意味の中心、そして接尾辞は品詞。単語の3つのパーツのうち、接尾辞だけが「文のどこに置けるか」という文法側の情報を持っています。だから単語を覚える道具でありながら、文法問題でも効く。ここが、ほかの2つにはない接尾辞の強みです。
4本の記事は、知りたいことで選んでください。単語の全体像なら英単語の語源一覧、1個から10単語つなげたいなら語根。意味の向きをつかみたいなら接頭辞、文法問題と長文で効かせたいなら、この記事です。
私はいま、選択肢の4つを見たら意味より先に語尾を読む毎日です。名札で決まる問題は数秒で通過して、浮いた時間を本当に考えたい問題に回す。この順番に変えてから、問題集の進みが少し軽くなりました。
最後にひとつだけ。
次に品詞問題で迷ったら、選択肢の意味を思い出す前に、語尾だけを見比べてください。名札が読めた瞬間、答えはもう決まっています。
同じように英単語の覚え方で悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
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