「今の仕事、なんか違う気がする」
SESエンジニアとして働きながら、そう感じたことはありませんか?
わたし自身、新卒でSES会社に入り、なんとなく面白くないという理由だけで会社を辞めました。その後、動画編集の仕事に転向しましたが、約2年で断念。気づいたら、また別のSES会社に戻っていました。
いわゆる、転職の失敗です。
ただ、この失敗があったからこそ「転職する前に、最低限これだけはやるべきだ」ということがわかりました。
この記事では、わたしの失敗談をもとに、転職を考えはじめたSESエンジニアが動く前にやること3つを解説します。
SESを辞めたとき、わたしがやらなかったこと
新卒で入ったSES会社を辞めた理由は、ひと言で言うと「面白くない」でした。
客先に常駐して、決められた業務をこなす毎日。プログラムをゴリゴリ書くわけでもなく、かといってやりがいも感じられない。そんな状態が続いて、勢いで退職届を出しました。
次に何をするかは、ぼんやりとしか考えていませんでした。
「動画編集が伸びている」という話を聞いて飛びついたのも、深く考えた結果ではありませんでした。実際に始めてみると、単価の低さもありましたが、それ以上に感じたのは「人に指示される」という働き方への違和感でした。それならと思いYouTubeにも挑戦しましたが、収益化まで時間がかかること、収入の上下が激しいことへの不安が大きく、約2年で断念することになりました。
振り返ってみると、2回とも「やめる理由」しか考えていませんでした。「次にどこへ向かうか」をまったく整理していなかったのです。

やること① 「なんとなく嫌だ」を言語化する
転職を考えはじめたとき、まず最初にやるべきことは辞めたい理由の言語化です。
「なんか違う」「なんか嫌だ」という感覚は本物ですが、それだけで動くと失敗します。わたしがそうでした。
言語化するときに使えるのが、以下の問いです。
- 今の仕事の何が嫌なのか(人間関係・業務内容・給与・将来性)
- 逆に、今の仕事で自分が苦にならないことは何か
- 5年後、どんな仕事をしていたいか
SESに戻った今、わたしがやりたいのは「プログラムを書く仕事ではなく、マネジメントやITストラテジスト寄りの仕事」だとはっきりわかっています。
最初の転職のときにこれができていれば、動画編集という遠回りはしなかったかもしれません。
やること② 稼ぎ方・働き方のイメージを具体的にする
動画編集に転向して気づいたのは、「仕事の内容」だけでなく「どう稼ぐか・どう働くか」も自分に合っているかどうかが重要だということです。
わたしの場合、動画編集で詰まったのは以下の3点でした。
- 単価が低く、収入が安定しない
- クライアントに指示される働き方が自分に合わない
- YouTubeは収益化まで時間がかかり、収入の波が激しい
これらは「仕事内容の向き不向き」ではなく、「稼ぎ方・働き方の設計ミス」です。
転職先を選ぶときは、仕事の内容だけでなく以下も確認することをおすすめします。
- 収入の安定性:固定給か、変動型か
- 雇用形態・働き方:正社員・フリーランス・個人など、自分のスタイルに合うか
- 実際の年収相場:求人票で現実の数字を確認する
「やりたいこと」と「自分に合った稼ぎ方」、この2つが重なる場所を探すことが大切です。
やること③ 動く前に「自分の武器」を整理する
3つ目は、転職活動を始める前に自分のスキル・資格・経験を棚卸しすることです。
転職市場では「あなたに何ができますか?」が常に問われます。
わたしが今やっているのが、まさにこれです。応用情報技術者試験はすでに合格していて、次はITストラテジストかプロジェクトマネージャーの取得を考えています。
SES・IT系でマネジメントやITコンサル寄りの人材は不足していると言われています。資格がゴールではありませんが、「自分はこの方向に進む」という意思表示になりますし、転職活動での説得力が変わります。
棚卸しの項目として意識しているのは以下の3点です。
- スキル:今できること(使えるツール・業務経験)
- 資格:持っている資格と、これから取るべき資格
- 強み:技術以外で自分が発揮できること(調整力・コミュニケーション力など)
SESエンジニアはプログラマーと違い、ポートフォリオが作りにくい分、資格や業務経験の整理が特に重要です。
まとめ:「辞めたい気持ち」より「どこへ向かうか」を先に決める
転職で失敗した経験から、わたしが学んだのは「逃げる転職」ではなく「向かう転職」をするということです。
動く前にやること3つをまとめます。
| やること | 内容 |
|---|---|
| ①言語化する | 「なぜ辞めたいか」だけでなく「どこへ向かいたいか」を明確にする |
| ②稼ぎ方・働き方を確認する | 収入の安定性・雇用形態・年収相場を事前に調べる |
| ③武器を整理する | スキル・資格・経験を棚卸しして「自分に何ができるか」を把握する |

SESエンジニアとして這い上がるために、今のわたしはこの3つを実践中です。一緒にキャリアを作っていきましょう。


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