
でる1000を買ったはいいけど、1,049問って多すぎない? 終わる気がしないんだけど……
この不安に、今まさにでる1000を進めている真っ最中の私が、現在進行形で答えます。
私は2026年5月から英語をやり直している30代の会社員です。TOEICは何年も前に一度受けたきりで、今の実力を示すスコアはありません。実質、仕切り直しの再挑戦です。
でる1000は毎晩開いていて、第1章の品詞問題を解き終えたところ。
「終わった人の攻略法」でもなく、買っただけの積読レビューでもなく、まだ途中の人間だから書けるリアルを、いいことも情けないことも全部書きます。
【最初に結論】でる1000が止まらなくなる使い方3つ

先に結論からお伝えします。忙しい方はここだけ読んでもらえれば大丈夫です。
でる1000で一番怖いのは、問題の難しさではありません。量に圧倒されて、手が止まることです。
私が実際にやっている「止まらないための使い方」は、次の3つです。
ひとことで言うと、「1,049問を攻略する本ではなく、毎日10問だけ付き合う本にする」。これが私の答えです。
まだ手元にない方向けに、リンクを置いておきます。
でる1000の基本情報【30秒でわかる】

使い方の話に入る前に、この本がどんな問題集なのかだけ、30秒で共有させてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問 |
| 著者 | TEX加藤さん(TOEIC対策本を多数執筆) |
| 出版社 | アスク出版(2017年6月発売) |
| 価格 | 紙:2,530円/電子:2,024円(ともに税込) |
| 問題数 | 1,049問(TOEIC Part5形式の文法問題) |
| ページ数 | 656ページ |
| 紙面の形式 | 左ページに問題・右ページに解説 |
| 特典 | ダウンロード音声・別冊「文法問題1000本ノック」・解答用紙PDF |
| アプリ対応 | Kindle・abceed・mikan |
※2026年7月時点・アスク出版公式サイトの情報です。価格は改定されることがあるので、最新の情報は公式サイトで確認してください。
TOEICのPart5(短文穴埋め問題)対策の定番として、ずっと売れ続けている1冊です。
どのくらい定番かというと、私が通っているスクールでも、標準教材のセットに入っていて最初に渡されました。プロの現場でも普通に使われている問題集、ということです。
Part5の位置づけを補足しておくと、TOEICのリーディングは全100問。そのうち30問がPart5です。
ここを速く正確に処理できるほど、後半の長文問題に時間を残せます。つまり文法は、Part5の30問だけでなく、リーディング全体の時間配分にも効いてくるわけです。
中身は文法のジャンルごとに章分けされていて、最初の第1章が品詞問題。この第1章だけで330問以上あります。

最初の章だけで、普通の問題集1冊分です(笑)
数字だけ見ると、そりゃひよりますよね。私もひよりました。その話は後半で正直に書きます。
なぜみんな「終わらない」と感じるのか

でる1000の口コミを調べると、内容への不満より先に、量への悲鳴が目立ちます。
- 「多すぎて終わる気がしない」
- 「2周目に入る前に気力が尽きた」
- 「最初は順調だったのに、途中で挫折した」
買った側の人間として、この声はよくわかります。原因は大きく2つだと思っています。ひとつずつ見ていきます。

このペースだと、終わるのは来年か……
つまり「終わらない」の正体は、本の量そのものより、量に合っていないやり方なんですよね。
やり方を小さく変えるだけで、進み方は別物になる。次のセクションで、私の実際のやり方を全部見せます。
私が実際にやっている使い方【紙で解く・印をつける・理由を書く】

ここからは、私が毎晩やっている手順の全公開です。
道具は3つだけ。でる1000本体・ペン・スマホ(Studyplus)。
① 1日10問に固定する
1日の流れは、この4ステップです。
大事なのは、「今日は50問やるぞ」と目標を釣り上げないことです。
大きくした目標は、そのまま翌日のハードルになります。それが、手が止まる入口です。
逆に、疲れている日は5問まで減らします。私のルールは「基本10問・最低5問・ゼロの日は作らない」。
歯磨きと同じで、「今日やるかどうか」を考えない仕組みにしてしまうのがコツです。

10問なら、残業で遅くなった日でもできます(笑)
そして、10問に抑える一番の理由は、復習の時間をたっぷり取るためです。
解くのは10問でも、そのあとにやることが2つあります。
- 「問題の文をきちんと読めているか」を確かめる
- 間違えた問題は「何がわからなくて間違えたのか」を言葉にする
ここまでやって、その日の10問が終わりです。
時間にすると、復習まで含めて10問で15〜30分くらいです。
私の学習時間は1日最大2時間で、内訳は通勤中のリスニングと、夜の机の時間。その夜の部の最初のメニューが、でる1000の10問です。
一番腰が重い教材を最初に片づけると、残りの勉強がぐっと気楽になるんですよね。
「3ヶ月半もかかるのか」と取るか、「3ヶ月半で終わるのか」と取るか。私は後者でした。ゴールまでの日数が計算できた瞬間、量への恐怖はかなり薄まります。
「それにしても、1日10問は少なすぎない?」と思った方もいますよね。
これが、やり始めると逆なんです。10問でエンジンがかかって物足りなくなり、自然と10問以上解く日が出てきます。
10問は上限ではなく、止まらないための最低ライン。少なく見える数字は、続けるための保険です。
② 間違えた問題は紙に印+理由をStudyplusに書く
私は、でる1000を紙で解いています。間違えた問題に、その場でペンで印をつけたいからです。
そして、ここが私の使い方の核です。間違えた問題は「なぜ間違えたか」を一言だけ、Studyplusにメモします。
Studyplusは学習記録の定番アプリです。私はもともとスクールでの学習記録用に毎日使っていて、そこに理由メモも一緒に残すようになりました。
メモは、たとえばこんな一言で十分です。
ポイントは、頭の中で反省して終わりにせず、言葉にして書くことです。
書くと、記憶に残ります。印をつけるだけだと、また同じ理由で間違えるんですが、理由を言葉にしておいた問題は、次に似た形へ出会ったときに手が動きました。
あわせて読みたい:Studyplusを含む、私のスクールでの学習の仕組みはこちらの記事に書いています。
▶ イングリッシュカンパニーの評判・口コミは本当?現役受講生がTOEIC800を目指しながら本音レビュー
③ 1周目で完璧を目指さない
1周目の役割は、暗記ではなく仕分けだと考えています。
解ける問題と解けない問題を、印で仕分けていく。覚え込む作業は、印のついた問題だけを相手にする2周目以降に回します。
全部をその場で覚えようとしていた最初の数日より、この割り切りをしてからのほうが、進むスピードも気楽さも明らかに上でした。
「何周やればいい?」への、現時点の答え

でる1000の疑問で必ず出てくるのが「何周やればいい?」。私の方針はシンプルです。
周回は手段で、目的は「解けない問題を減らすこと」。ここさえブレなければ、何周になるかは人それぞれでいいはずです。
数字でも考えてみます。仮に3問に1問間違えるペースだとしても、2周目の対象は350問ほど。
「1,049問をもう1周」と「印のついた350問だけ」では、気持ちの軽さがまるで違いますよね。印をつけながら進む1周目は、2周目を軽くする仕込みでもあるわけです。
正直な話、初見でひよりました

ここまで偉そうに書いてきましたが、正直な話をします。
でる1000を初めて開いた日、私は「うわ」と声が出ました。
ページをめくっても、めくっても、問題。イラストも息抜きのコラムもほぼなくて、656ページぶんの問題がひたすら続きます。
「これを全部やるのか」という、あの嫌な感じ。手に入れた日が、一番テンションの低い日でした(笑)

最後のページを開く日は、本当に来るのか……?
それでも今、毎晩続いています。理由は2つあります。
- 1つ目は、ここまで書いてきた1日10問の小ささです。量にひよった人間ほど、ノルマは小さくするべきです。
- 2つ目は、途中からパズル感覚になったこと。これは完全に予想外でした。
品詞問題は、空所の前後の形から、パズルのように答えが決まる問題が多いんです。文全体を訳さなくても、形に注目するだけで選択肢を絞れる問題がある。
知らないパターンに出会うたびに「こんな型もあるのか」という発見があって、これが地味に面白い。
ここを、もう少しだけ掘り下げます。
私が一番驚いたのは、でる1000を進めてから、TOEIC公式問題集の英文が前より読みやすくなっている感覚があったことです。
文法は、読む・書く・聞く、すべての土台。でる1000で英語の語順のパターンを体に入れる作業は、地味に見えて、全部につながっていました。
問題の量が嫌で仕方なかった人間が、発見を楽しみにページを開くようになる。

この変化には、自分でちょっと感動しました。
やり直し英語に「楽しい」が出てくるとは、始める前は思ってもいませんでした。教材との相性は、開き続けてみないとわからないものですね。
どのレベルから手を付けていい?【私の現在地】

「でる1000は難しいから、初心者にはまだ早い」という声も見かけます。どのレベルなら始めていいのか、私の現在地ベースで書きます。
つまり、英語が得意とは言えない状態からのスタートです。
その私でも、第1章の品詞問題は解き進められました。パターンを知れば正解できる問題が多く、「知らなかっただけ」の失点がどんどん見つかるからです。
ただし、条件はあると思います。中学で習う文法用語(名詞・動詞・形容詞など)に、アレルギーがないこと。
でる1000の解説は、品詞の言葉を普通に使って進みます。ここでつまずく状態だと、右ページの解説がつらくなるはずです。
ちなみに、ここで言う模試はTOEIC公式問題集のことです。本番と同じ形式なので、自分の現在地を測るならこれが確実です。
あわせて読みたい:「そもそも何の教材から始めるか」で迷っている方はこちら。
▶ 社会人の英語やり直し、実際に使っている教材はこの3つ【TOEIC800を目指す学習記録】
でる1000の買い方と、私の記録のやり方

ここからは実務的な話です。買い方と、記録まわりの私のやり方をまとめます。
紙とアプリ、どっちで買う?
| 形式 | 価格(税込) | 向いている人 |
|---|---|---|
| 紙の書籍 | 2,530円 | 書き込み・印つけで管理したい人(私はこちら) |
| 電子書籍 | 2,024円 | 荷物を増やしたくない人 |
| アプリ | アプリごとに異なる | スキマ時間にスマホで解きたい人 |
※2026年7月時点。価格は改定されることがあるので、最新の情報は公式サイトで確認してください。
公式サイトによると、でる1000はKindle・abceed・mikanといったアプリにも対応しています。スマホ派の選択肢も用意されています。
ただ、私は紙派です。間違えた問題に印をつけられて、進んだぶんの手触りが残る。この「積み上がりが目に見える」感じが、続ける燃料になっています。
Studyplusに残すのは「時間」と「理由」だけ

記録アプリのStudyplusでやっていることは、2つだけです。
- その日の学習の記録(でる1000をどれだけやったか)
- 間違えた問題の理由メモ(1問につき一言)
きれいなまとめノートは作りません。まとめる時間があったら、その分1問でも多く解くほうが、今の私には合っています。
それでも記録が積み上がっていくと、アプリを開くたびに「ここまでやってきた」が目に見えます。これが想像より効きました。
進み具合が見えるものを、紙の印とアプリの記録で2つ持っておく。ひよりやすい私には、ちょうどいい保険です。
でる1000をおすすめできる人・できない人

ここまでの内容を、「自分に合うか」の視点でまとめます。
文法を講義でゼロから教わりたい人には、問題集より講義動画つきの教材のほうが入口として自然です。私が評判を調べ倒したスタディサプリTOEICは、まさにそのタイプでした。
▶ スタディサプリTOEICの評判は本当?TOEIC800を目指す社会人が口コミ・効果・料金・解約を徹底検証
合う・合わないは、能力ではなく性格と目的の問題です。無理にでる1000から入る必要はありません。
でる1000のよくある質問(FAQ)

残っている細かい疑問を、まとめて回収しておきます。
Qでる1000はいつから始めればいい?
A「文法に不安がある」と自覚した時点が始めどきだと思います。私は英語のやり直し初月から始めて、模試レンジ550〜705でも進められています。
Q1日何問やればいい?
A私は「基本10問・最低5問」です。問題数そのものより、ゼロの日を作らないことのほうが大事でした。
Q全部終わるまでどのくらいかかる?
A1日10問なら単純計算で約105日(3ヶ月半)です。私はいま1周目の途中で、この計算のとおりに進むかを自分で確かめている最中です。
Q何周すればいい?
A私は周回数を目標にしていません。2周目以降は印のついた問題だけに絞り、全問をもう一度やり直すつもりもありません。
Q別冊の「文法問題1000本ノック」はどう使う?
A本体の問題がシャッフルで収録された別冊です(公式サイト記載)。私は1周目を終えてから、腕試しに使う予定です。
Q単語帳と並行したほうがいい?
A最初は、でる1000に出てきた知らない単語を拾うだけで十分でした。実際の文の中で出会うぶん、単語帳の丸暗記より記憶に残っています。
Qアプリと紙、どっちがいい?
A公式ではKindle・abceed・mikanに対応しています。私は印をつけたいので紙派です。書き込み重視なら紙、スキマ時間重視ならアプリで選べば大丈夫です。
Qでる1000だけでTOEIC対策は足りる?
Aでる1000はPart5(文法)の対策本なので、これ1冊で全部はカバーできません。私はリスニングを通勤時間に回し、本番形式は公式問題集で触れる、という役割分担にしています。
Qモチベーションが切れそうになったら?
Aノルマを「今日は5問だけ」まで下げてください。私も疲れた日は5問で閉じますが、ゼロにしなければ翌日また開けます。
まとめ:1,049問は「1日10問」で怖くなくなる

最後にもう一度、この記事の要点をまとめます。
- でる1000は1,049問・656ページ。ひよるのが普通の量
- 「終わらない」の正体は、量ではなく量に合っていないやり方
- 私の使い方は3つ:1日10問に固定/紙に印+理由をStudyplusにメモ/1周目で完璧を目指さない
- 周回数は目的じゃない。印のついた問題を減らすのが目的
- 模試レンジ550〜705の私でも、第1章(品詞問題)は完走できた
私はいま、TOEICの本番に向けて、毎晩10問ずつ積み上げる毎日です。
この使い方で結果が出るのかは、まだわかりません。それでも、量にひよった人間が止まらずに進めている。今の私に言えるのは、そこまでです。
最後にひとつだけ。
1,049問は、たしかに多いです。でも、今日の10問は、多くありません。
同じようにでる1000の量にひよっている人の参考になれば嬉しいです。
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